夏の音が恋しい

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夏の音が恋しい日々のこと

夏を全く感じないまま、2020年の夏が終わろうとしている。

夏といえば一年でも一番賑やかな季節。

お祭りや花火など、楽しいイベントが目白押しだ。

しかし、今年はコロナの影響で軒並み中止。

なんだか寂しい夏だった。

と言ってもインドア派の自分にとっては、例年と大きく過ごし方が変わったわけではない。

自粛を強いられていなくても、自ら進んで夏のイベントに参加することはなかっただろう。

現にお祭りにも花火にも、もう何年も行った記憶がない。

それでも夏のイベントが一切ない今年の夏は寂しく感じられた。

どうやら今まで気づかなかっただけで、自分は無意識のうちに耳から夏のイベントを楽しんでいたようだ。



近所のお祭りは家から徒歩1分程度のところで行われているため、家にいても自然とお祭りの音が漏れ聞こえてくる。

お祭りを楽しむ人の声。盆踊りの音楽。

お祭りの音が聞こえてきても「今日お祭りなのか」程度にしか思っていなかったのに、例年聞こえてくるお祭りの音が聞こえてこないのは寂しい。

花火の音だってそうだ。

花火大会があると、家の方まで花火の上がる音が聞こえてきていた。

お祭りの音と同様に花火の音を聞いても「今日は花火大会なのか」程度にしか、思ったことがなかった。

しかし、あの夏を感じさせる迫力のある音が聞こえてこないと寂しさを感じる。

今までお祭りの音も花火の音も待ち望んだことはなかったが、今はなんだか恋しい。

当たり前のように存在しているものは、その価値になかなか気づけないもの。

そして、大概は失ってから、その価値に気づく。

今年はコロナの影響で今まで普通にできていたことが、できなくなっている。

不自由な生活を強いられているからこそ、普通の生活の中に価値を見出すことも多くなった。

今まで何気なく聞いていたお祭りの音や花火の音は、夏を感じさせてくれる大切な音だったようだ。

来年こそは賑やかな音とともに夏を感じたい。