お金を手堅く増やすなら、定期預金が一番と思っていませんか。
実は、元本保証で、定期預金よりも高金利が期待できる金融商品があるんです。
それが「国債」。
元本保証ありで安全性も高い国債ですが、本当に購入していいのか。
本記事では、国債の仕組みやメリットやリスク、購入方法まで詳しく解説していきます。
国債とは
国債とは、国が発行する“借用証書”のようなものです。
国債を買うということは、「お金を貸すので、利子をつけて返してね」と国と約束するようなイメージです。
国債
→ 国が発行する債券
債券
→ 資金を調達するために発行する証券
利子は半年毎に受け取ることができ、満期まで保有すれば元本が戻ってきます。
中途換金も可能だが、注意点も
個人が買える国債は以下の2種類があり、どちらも満期前に換金(解約)することも可能です。
- 個人向け国債
- 新窓販国債
ただし、注意点もあるので、購入前にしっかり確認しておきましょう。
個人向け国債
個人向け国債は、原則として発行から1年間は換金ができません。
1年が経過すれば国の買取による中途換金ができますが、以下の金額が差し引かれます。
直前2回分の利子(税引前)×0.79685
そのため、換金のタイミングによっては、利子が差し引かれることで結果的にほとんどお金が増えないこともあります。
新窓販国債
新窓販国債は、いつでも売却することが可能です。ただし、個人向け国債とは異なり、市場での売却となります。
そのため、満期を待たずに売却すると売却益が出る可能性もあれば、元本割れの可能性もあります。
気になる金利は?
国債は毎月発行されており、毎月発行条件(金利等)は変わります。
ただ、銀行の定期預金よりも、金利は高めに設定されていることが多いです。
例えば、2026年4月募集の個人向け国債の金利は以下の通りです。
- 変動10 → 1.55%(税引前)
- 固定5 → 1.79%(税引前)
- 固定3 → 1.51%(税引前)
個人向け国債は3種類ある!違いは?
上記のように、個人向け国債は以下の3つの商品が用意されています。
- 変動10
- 固定5
- 固定3
変動10
- 満期:10年
- 金利:半年ごとに見直し
変動10は適用金利が一律ではないのが大きな特徴です。適用金利は国債の利回りに応じて半年毎に変動するため、受取利息が増える可能性もあれば、減る可能性もあります。
ただし、最低金利保証があり、金利が0.05%を下回ることはありません。
固定5
固定5は、金利の変動はなく、満期まで発行時の金利が適用されます。
- 満期:5年
- 金利:購入時から満期まで一律
固定3
固定3も、金利の変動はなく、満期まで発行時の金利が適用されます。
- 満期:3年
- 金利:購入時から満期まで一律
新窓販国債も3種類
新窓販国債も3種類の商品が用意されています。
個人向け国債とは異なり、すべて固定金利となっています。
- 2年固定利付:満期2年
- 5年固定利付:満期5年
- 10年固定利付:満期10年
国債は買い?国債のメリットとリスク
国債は比較的安全性が高く、着実に資産を増やせる金融商品です。しかし、全くリスクがないわけではありません。
後で後悔することがないように、メリットとリスクを見ていきましょう。
銀行よりも高金利が期待できる
国債の魅力はなんといっても金利の高さです。
一般的に、銀行の定期預金よりも高い金利が設定されていることが多く、銀行に預けておくよりもお金を増やせる可能性が高くなっています。
元本割れのリスクが低い
株などと異なり、国債は満期まで保有すれば元本が保証されます。
また、発行しているのは国であり、国の財政が破綻しない限り元本や利子が受け取れないということはなく、非常に安全性は高くなっています。
リスクを抑えて着実に資産を増やしたいという方には、非常に魅力的な商品となっています。
インフレに負ける可能性も
ただ、金利が高いといっても、固定金利の場合は満期まで一律の金利が適用されることになり、インフレ(物価上昇)が進むと実質的な資産価値は目減りしてしまいます。
また、金利が上昇している局面では、購入後により高い金利の商品が出てくることもあります。金利の変動がない固定金利の場合は、結果的に低い金利のまま長期間資産を持ち続けることになる可能性もあります。
こうした点も踏まえて、購入や金額等を検討していく必要があります。
短期の運用には不向き
国債は中途換金も可能ですが、個人向けの国債の場合は原則1年間は換金ができません。また、1年後に換金する場合には、直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれることになります。
また、新窓販国債の場合は、途中で売却することで元本割れのリスクがあります。
いずれにしても途中で手放すと、それほど利益を得られない、あるいはマイナスになる可能性があります。
国債はどこで買える?
国債は、以下の金融機関で購入可能です。
店頭でもオンラインでも買うことができます。
- 郵便局
- 銀行
- 証券会社
なお、国債を購入する際は、国債を売買する口座が必要です。詳細は、国債の購入を考えている金融機関でご確認ください。
また、国債は以下の通り、少額から購入可能となっています。
- 個人向け国債:最低1万円から1万円単位
- 新窓販国債:最低5万円から5万円単位
お得に買えるのはどこ?
国債は、どの金融機関で購入しても商品内容は同じです。
ただし、金融機関によって、購入金額に応じて現金がもらえるなどのキャンペーンを実施している場合があります。
購入先を検討する際は、キャンペーンの有無もあわせてチェックするのがおすすめです。
守りの資産運用として検討する価値あり
国債は安全性が高く、満期まで保有すれば着実に資産を増やせるのが最大の魅力です。
株式投資のように大きなリターンは期待できませんが、リスクを抑えながら資産を増やしたい方には適した金融商品です。
また、銀行の預金よりも高い金利が設定されているケースも多いため、預金だけでは物足りないと感じている方は、国債を選択肢の一つとして検討してみるのもよいのではないでしょうか。
